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旅日記

日本で知り合った海外の友達に会うため、タイの辺境まで行ってきた話

こんにちは、いつもスターバックスでぼんやりしているあきらです。

突然ですが、みなさんは外国人の友達はいますか?私は最近になって増えました。ゲストハウスやカフェでの出会いがきっかけになるのですが、FacebookやLINEのおかげでその後も簡単に連絡が取れるようになったことも、関係を維持しやすくなった背景にあります。

そんなふうにして先日も、日本に来ていたタイ人と友達になりました。後日、タイへと帰っていた彼に「遊びに来ないか」と誘われたものだから、ほいほいとタイまで行ってきたんです。そうしたら宿泊費はタダになったりVIPのような待遇を受けたりと、予想外の旅が待っていました。

ということで今回は、そんなタイでの旅の体験をお届けしたいと思います。

 出会いは神戸のスターバックス

ある朝いつものように近所のスターバックスでぼんやりしていると、隣に外国人が座ってきました。「It’s nice weather, isn’t it?(今日はいい天気だね)」と話しかけてみると、向こうも笑顔で挨拶を返してくれます。

彼はシワンという名前で、タイから来た旅行者だそうです。そんな彼から観光の相談を受けたので、特に予定もないし、街をガイドをしてあげることにしました。

 

建築関係の仕事をしているというシワンは建物に興味があったようなので、安藤忠雄の建築を案内してみました。貧弱な英語を駆使しつつ全力でガイドしたところ、満足してくれたようで、街のことも気に入ってくれた様子。いい仕事をしたという達成感がありました。

タイの辺境まで会いに行く

シワンが帰国した後もメッセンジャーでやりとりを続けていたのですが、そのうちに彼が「是非タイに遊びに来てよ」と言うので、行ってみることにしたんです。

彼が住んでいるのは、マレーシアとタイの国境付近にあるハジャイという街。ガイドブックにも載ってないような辺境の地なので、名所とか名物とか、どんなものがあるのかさっぱりわかりません。なので滞在中のプランはすべてシワンに丸投げすることにしました。

 

そして出発の日、まずは飛行機でバンコクまで飛びます。頻繁にLCCのホームページを眺め、株価のごとく変動する航空券の価格を観察し、「ここだ!」という最安値でチケットを買い叩きました。

 

ハジャイには空港があるので、バンコクからそのまま飛行機でも行けます。しかしそれでは面白くないので鉄道で行くことにしました。

旅の醍醐味のひとつは「いかにして行くか」を考えることだと思っています。今回もタイの地図を飽きるほど見て、どうやって行くのがいちばん面白いかを考えた末の選択でした。

さあ、これから約16時間の列車の旅が始まります!

 

利用した列車には、かのテレビ番組『世界の車窓から』を思い出す旅情がありました。子どもの頃にテレビで観たことを実際に体験してみると、押さえきれない興奮が湧き上がってきます。

 

車窓から夕暮れを眺めながらの食事です。

 

日が落ちると座席は寝台に変わります。冷房が強烈で熱帯なのに凍えそうになりましたが、それをのぞけば、ベッドも広くて快適に過ごせました。

 

朝起きて窓の外に目を向けると、ジャングルから朝日が昇ってくるところです。

 

そんなこんなで定刻より1時間遅れた朝8時頃、ハジャイ駅に到着しました。

駅まで迎えに来てくれたシワンいわく「なんで鉄道で来たの?予定通りに着かないし時間もかかるから今時使わないよ!」とのことだそうです。

ハジャイ観光の始まり

さあ、いよいよハジャイの街での滞在が始まります! ただ現地での行動はすべてシワンに丸投げしていたので、これから何をするのか全然わかりません。シワンはそんな私を車に乗せ、拉致も同然の状態で連れ去っていきました。

国家権力でホテルはタダ

シワンの車が着いたのは、ビーチサイドの立派なホテル。ここに泊まれということでしょうか。

 

とりあえずチェックインをしてお金を払おうとすると、フロントはいらないと言います。耳を疑いましたが、隣でシワンが「僕は政府に勤めているからムニャムニャ……」とよくわからないことを言っています。聞けば、シワンは地方政府の役人だったみたい。これが国家権力なのかと感じながら、せっかくなので好意はありがたく受け取ることにしました。

 

設備は古いですがオーシャンビューの素晴らしい部屋でした。

続々と集まってくるシワンの友達


ホテル近くの路地裏アート

シワンは友達をたくさん呼んでくれました。彼らにしても日本人は珍しいのか、入れ替わりでたくさん集まってきます。みんな気のいい連中で、すぐに仲良くなれました。

 

夜は湖畔のレストランに連れて行ってもらい、私を囲んでの楽しい食事会を開催してくれました。まるでVIPにでもなった気分です!

 

料理の中にはカブトガニもありましたが、食感は固いそぼろのようで、蟹とは似ても似つかない微妙な味でした。他の料理はどれも美味しかったです。食事は地元の人に任せるとハズレがありませんね!

シワンの仕事を見学

翌日はシワンの仕事について行くことに。きのう集まってくれた友達は建築家のようです。

こちらが最近建てたという住宅ですが、ご覧のとおりセレブな匂いがします。日本に旅行できることから考えても、シワンは裕福なんでしょうね。彼らは日本人を金持ちと言って羨望の眼差しで見てくれますが、私はスーパーの袋も捨てられない貧乏人だったりします。まあせっかくなので、日常のしょっぱい話は忘れて旅中はセレブを演じることにしました。

 

素敵なプールもあります。「この建物いくら?」と値段を聞いてみたところ、日本円にすると質の割にお手頃。「よし買った!」と不動産王か大富豪にでもなったつもりで適当に遊んでみました。

地元の大学祭へ

シワンが「地元の大学の学園祭に行かないか?」と提案してきたので、二つ返事で行くことに。海外の大学祭に行く機会は滅多にありませんからね!

やってきたのはプリンスオブソンクラー大学。学生が主体の日本の学園祭と違って、一般人から企業まであらゆる人が屋台を出ています。

 

日本の縁日みたいな雰囲気ですが、食虫植物などの異次元な商品も売られています。

 

車まで売られていました。モーターショーのようにプロモーションしています。

 

こちらも何かの新商品のプロモーションでしょうか? この衣装がコスプレかどうかは定かではありません。

 

日本でもタイ料理をよく食べる私ですが、この屋台で売っている食べ物は一度も見たことないものばかりです。

 

遠目で見るとデパ地下のお惣菜のようにも見えるこちらは、虫料理でした。

 

弾き語りや展示など、学園祭らしい催しもあります。自由にやってる感じが見ているだけで楽しかったです。

不思議な仏塔

学園祭を楽しんだ後は、大学の裏山にあるパゴダ(=仏塔)に連れて行ってくれました。一緒にいた友達の半分はイスラム教徒でしたが、気にする素振りはまったくなく、はしゃぎながら山を登ります。

頂上には怪しく緑色に光るパゴダがありました。東南アジアをあちこち旅した私ですが、こんな変なパゴダは見たことがありません。歴史的な価値は一切なさそうですが、SFに出てくる超古代兵器みたいで興奮しました!

 

内部に入ると不思議なほど静かです。風が吹くと飾りがシャラシャラと音を出し、パゴダ自身が鳴いているようでゾクッとしました。思わぬところで非日常的な体験ができました。

さて、あっという間でしたが、これにてタイでの楽しいひとときはおしまいです。あちこち連れて行ってもらいましたが、なかでも学園祭は現地の友達がいたからこそできた体験だったので、ひときわ思い出深いものになりました!

旅の終わりに

翌朝、ハジャイの街を去る私を見送りに、シワンが駅まで来てくれました。

彼に別れを告げて列車に乗り込んだあとも、名残惜しさから、次第に遠ざかっていく駅をずっと眺めていました。海を越えた遠い地にもうひとつ故郷ができたような、そんな気分にひたりながら。

 

そうして列車は終着駅のシンガポールまでやってきました。セレブごっこもおしまいなので、高級ホテルも眺めるだけ。お祭りが終わったあとのような、寂しい気分になってきます。

しかし、たしかに旅は終わりましたが、そこには「何かが続いている気配」が微かに残っていました。

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