杜の都仙台から東に5キロほど行くと、苦竹（にがたけ）の商店街があり、裏手側に少し入ると閑静な住宅街が、その中にゲストハウス梅鉢はあります。

梅鉢は3年の準備期間を経て2011年8月1日に新築オープンした小さなゲストハウスです。ゲストハウスとは一般的には安宿や素泊まりのお宿のことをいい、梅鉢も一泊2500円～という低めの料金設定となっております。東北観光やビジネス、スポーツ観戦などの短期滞在はもちろん、長期滞在にも気軽にご利用いただけ、相部屋や共用スペースで他のお客様とふれあう機会も多く、旅館とはまた違った魅力があります。夜にはフロントと共有スペースの土間がバースペースに変わり、地元の食材を活かしたお食事と共に宮城の地酒を始めリーズナブルに色々なものを提供しております。

建物は自然素材にこだわり、内装の壁には珪藻土を使っています。塗り壁は日本伝統の工法でもあり、それを塗る作業を、ご縁あるフリースクールの子供たちと共に、左官職人さんのご指導のもと思いのまま自由に塗りました。また、天井や床、柱や扉などの木部も自分たちで塗り、木が呼吸できる人にも環境にも優しい自然塗料になっています。呼吸する木と壁に囲まれた空間で、出会いも芽生えるように......息吹く宿、梅鉢です。日常や街中の喧騒から離れ、自分なりの時間を過ごす人生の一ページに梅鉢をくわえてみてください。