こんにちは、今回が初登場のタカシです。よろしくお願いします。
先日のことになりますが、奄美諸島にある加計呂麻島(かけろまじま)に遊びに行ってきました。
はい、この時点で「それどこ?」と思った人が多数いることでしょう。奄美大島に比べれば圧倒的に知名度が低いですし、知らない人がほとんどの島かもしれません。
しかし知名度が低いからといって面白味がないわけではありません!
だって加計呂麻島はこんなに綺麗な海と緑に囲まれ、
こんなに満天の星空が見られる島なのですから!
そして今回ご紹介するのが、その美しき加計呂麻島にあるゲストハウス「カムディ」。1泊2500円という低価格で、大自然に囲まれた贅沢な時間を過ごせるんですよ!
海や山が好きなアウトドア派はもちろん、自然に囲まれてのんびり羽を伸ばしたい人にもおすすめのゲストハウスなので、ぜひチェックしてみてください。
飛行機と車と船に乗ってカムディへ
奄美大島から数キロメートル南に浮かぶ加計呂麻島ですが、そこまでの道のりは飛行機と車と船を乗り継ぐ必要があってちょっと大変。
まず飛行機で奄美空港まで飛び、空港から奄美大島南部にある古仁屋港まで路線バスで約2時間半、もしくは車で1時間半ほどかけて移動します。このとき2人以上であれば、レンタカーを借りて古仁屋港で乗り捨てたほうがバスより安いです。
古仁屋港から15分ほどフェリーに揺られれば加計呂麻島の瀬相港に到着し、そこから路線バスもしくは車でさらに15分でカムディのある集落に到着します。
ちなみに瀬相港の近くにある加計呂麻板金で原付バイクがレンタルできるので、加計呂麻島内の移動にはこれがおすすめ! 料金は3日で3500円でした。
そんなこんなで到着したカムディがこちらの建物。この目の前に超絶美しいビーチがあるのですが、それはまた後ほどお見せいたします!
館内は清潔だけど虫には注意かも
それではさっそくカムディの館内を紹介していきましょう。
エントランスを抜けたところに広がっているのがこちらのラウンジ。ここのデスクで仕事をしたり、他のゲストと食事をともにしたりしました。
ラウンジの一角にはキッチンもあります。
炊飯器や電気ケトルを含め、たいていの調理器具が揃っていました。
そのほかパスタやお米も1合100円ほどで用意されており、
冷蔵庫の中にはゲストたちが残していった調味料が大量にあるので、食材さえ持っていけば料理は全然できる環境でしたね!
ただ肝心の食材が加計呂麻島では手に入らないので、必要なものはフェリーに乗る前の古仁屋で買っておきましょう。
寝室は4人用のドミトリーが男女別にあります。エアコンはなく扇風機が設置されているだけでしたが、僕が行ったのは10月だったのでそれほど暑くはありませんでした。
トイレはウォシュレットが付いているような最新のものではありませんが、水洗式で清潔感もあります。
洗濯機は無料で使えて洗剤も用意されていましたが、念のため洗剤を用意していったほうがいいでしょう。
シャワールームは清潔感バッチリなのですが、けっこう虫が入ってくるので虫が苦手な人にとっては難関かも。
施設全体としては清潔感があって水回りもきれいです。極端な虫嫌いでなければ快適に過ごせると思います!
目の前のビーチには楽しみが盛りだくさん
自然豊かな加計呂麻島にあるわけですから、カムディの周りにだってもちろん大自然がたくさんあります。
なかでも特筆すべきはカムディの目の前に広がる美しいビーチ! ただ海水浴するだけでなく色々な楽しみ方があるので、いくつか紹介していきましょう。
ウミガメにも出会えるシュノーケリング
この綺麗な海を目の当たりにしたからには泳がないわけにはいかないですよね? カラフルな熱帯魚もたくさんいるようですし、海中の景色も見てみたいものです。
そんな人のためにカムディでは様々な遊び道具がレンタルできるので、シュノーケルとフィンを借りて海に飛び込んできました!
それはもう最高だったのですが、それだけでは何も伝わらないので、実際に僕が潜ったときの映像をご覧ください。
どうですか、このきれいな海とたくさんの魚たち! もう何時間でも泳いでいたくなっちゃいます!
さらにさらに、なんとあの生き物にも出会えました!
ウミガメです!
こんなに近くでウミガメが見られるなんて、すごいぞ加計呂麻島! 本格的なダイビングではなく、シュノーケリングでも十分に海の楽しさを満喫できました。
ビーチから望む絶景
ウミガメに出会えて喜びもひとしおですが、夕暮れを迎えてからさらなる感動が待っていました。
それがこの美しい夕日! 穏やかな海だからこそ沈みゆく太陽が水面によく映え、綺麗な夕景になるんです。
さらに日が暮れて夜になると、満天の星空が広がります! これもカムディの目の前のビーチから撮ったものです。
流れ星がいくつも流れていたし、宇宙を飛んでいる人工衛星も肉眼で見られました。この星空のためだけでも加計呂麻島に行きたいと思いませんか?
釣りでゲットできる新鮮魚介
この海には夕暮れどきになると大きな魚が小魚を求めてやってくるので、釣りも楽しめます。
せっかくなので夕飯のおかずを獲ってみようとルアーを投げたら、35cmのシマアジが釣れました。
さっきまでウミガメと泳いでいた海で釣りまでできるなんて、なんと素晴らしいロケーションなのでしょうか……!
シマアジはカムディのオーナーがさばいてくれて、美味しくいただきました。新鮮な海の幸が食べられるのも加計呂麻島の魅力です。
夜はみんなでディナー
周囲の環境が素敵すぎるカムディですが、オーナーの李さんがとてもフレンドリーなのもグッド!
以前は日本人の画家さんがオーナーだったのですが、カムディの建築を手伝っていた李さんが引き継いで新たにオーナーにとなったそうです。
そんな李さんをはじめ、夜はみんなで食卓を囲って楽しくディナー。ご飯が美味しすぎて、写真を撮らなきゃと思ったときにはほとんど無くなっていました。
こういった交流があるのも、ゲストハウスの魅力ですよね!
お金のいらない贅沢ができるゲストハウスでした
美しい海、森、山、星空に囲まれたカムディでの滞在は、ただそこにいるだけで贅沢なひとときとなります。それが1泊2500円で味わえるのですから、お金をかけることだけが贅沢ではないのだと感じさせられます。
いつか奄美に戻ってきたらまた加計呂麻島で遊びたい。そう思える最高の思い出をくれたカムディ、みなさんもぜひ泊まってみてください!