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宿泊レポート

お洒落なインテリアと充実の設備!川崎のホステル「ON THE MARKS」が良い感じ

はじめまして、サドルの上からこんにちは! 自転車で日本縦断をしながらゲストハウスを泊まり走っているシミズです。

サドルにやられ、いつの日かお尻が完全に2つに分かれそうです。

さて今回は、チャリンコ旅の途中で泊まった宿「ON THE MARKS」を紹介します!

アクセス便利な川崎にある、お洒落なホステル

ON THE MARKSがあるのは、神奈川の中でも限りなく東京に近い川崎市。横浜まで電車で10分、鎌倉まで30分、東京都心部や羽田空港へは15分と、利便性の高い場所です。

市内の一角にはオシャレなイタリア街もあり、ここで買い物をすればトレビアーン……! 街の中心部にあるピンク街には老舗ストリップなどもあり、観光客がよく来てはトレビアーンしているんだとか。

 

ON THE MARKSは川崎駅から徒歩5分。チャリンコ旅でくたびれたケツにムチを入れながら到着すると、あまりにクールな外観に唖然とし、へなへなと腰を抜かしてしまいました。

 

チャリンコで汚れた私なんぞが入っていいのかと思いながら恐る恐る足を踏み入れると、まず見えたのはこれまたクールなバーラウンジ。またまた腰を抜かしてしまいました。

なんとか立ち上がって自転車置き場の場所を聞くと、スタッフさんが笑顔で「こちらに置けます」と外に出てまで案内してくれました。さらには私のたくさんの荷物を見かねて「持ちましょうか?」と言ってくれたりも。

クールな見た目にビビっていたところにフレンドリーな対応、泣きそうになりました。やはり時代はギャップですね。いい歳なので涙はぐっとこらえました。

 

店内があまりにお洒落なので、バーラウンジの奥にあるチェックインカウンターに向かう途中についついキョロキョロしてしまいました。

ベッドルームから水回りまで充実した設備

チェックイン後に宿を案内していただいたのはホステルスタッフのヤマザキさんと、先ほど私を迎え入れてくれたキッチンスタッフのアイさん。

 

今回はバンクベッドという、1泊3000円ほどのカプセルタイプの部屋に泊まりました。ベッドごとにカーテンがあるので個人のスペースがちゃんと確保できます。

 

嬉しかったのがシーツや枕カバーがセットされていること。ゲストハウスやホステルではシーツがセルフのところが多いですが、このちょっとしたサービスが旅人の胸を打つのです。

 

ベッドの中と外に鍵付きロッカーが備わっているので、外出時も安心です。

 

バンクベッドの他にも個室のコンパクトルーム(トイレ・シャワーは共用で約5000円)や、レギュラーベッド(トイレ・シャワー部屋内に有りで約7000円)があります。

 

地下にはお洒落なラウンジがあるので、食事をしたり本を読んだりパソコンを開いたり故郷に想いを馳せたりと、ちょっとしたカフェのようにゆっくりできます。

お湯を沸かすポットはありますが調理器具はありません。個人的にはここに自炊ができるような設備があると最高でした。

さらに言うなら、本が置いてあったり宿泊客同士がラフに交流できるようなテーブルの配置になっていたりすれば、より楽しそうだなと思います。

 

ラウンジで一息ついたらシャワーを浴びましょう。シャワールームはたくさんあるので、順番待ちなどせずに使えます。利用時間も決められていません。

洗面台やドライヤーもたくさんあります。シャンプーとコンディショナー、ボディーソープも備え付けてあり、水回りの不便を全く感じないです!

何よりシャワーの水圧が良し。身体の汚れ、心の汚れをガンガンガンガン洗い流してしまいましょう!

夜はお洒落なバーラウンジへ

シャワーの後にはビールを飲みたくなるのが男の性というもの。ということで、あまりのお洒落さに私が腰を抜かしてしまったバーラウンジにやってきました。

メニューを見ると豊富な種類のクラフトビールがあり、ビール好きの私でも聞いたことのないビールがたくさん! 川崎のビールもあるみたいです。

 

さっそく川崎のクラフトビールと燻製の盛り合わせを注文したのですが、なんでしょうこの宿に併設されているとは思えないクオリティは! 燻製はがっつり煙いというよりふわっと香る感じで、ボリューム満点なのも嬉しいポイントです。

 

さらにもう一皿、はちみつとナッツのブルーチーズのピザも注文。これが絶品でした!

はちみつの甘みが最初にきて、ブルーチーズの風味、ナッツの食感。そして全てが合わさった時、口の中で革命が起こります。口臭がオシャレな香りになります。これだけお酒に合うピザがあるのか……!

 

そんな料理を囲むテーブルでは笑いが絶えません。スタッフ仲間のあの子があーでこーでというヤマザキさんたちの話を聞きながら、楽しい時間が流れていきます。

他のテーブルにはサラリーマンなんかも来ていて、空いている席はなし。その繁盛ぶりも納得の、ホステルと切り離してもやっていけるほどの高クオリティでした!

 

ちなみにON THE MARKSでは様々なイベントが開かれているようで、この日は若手写真家さんの写真展をやっていました。

その他、宿泊客でなくても参加できる音楽イベントやサイクリングイベントなども定期的に行っているそうです。個人的にはサイクリングイベントに参加して、モデルのウエストほどになった私の太ももを見せつけたい次第です。

スタッフさんにいろいろ聞いてみました

館内はどこもきれいでお洒落ですね!

1年前にオープンしたばかりの宿ですからきれいです。でも新しいだけじゃなくて、ゲストの心に残り、また来たいと思えるような場所にするために、スタッフ一同掃除やおもてなしを大事にしているんです。

ゲストハウスブームとも言えるように様々な宿が増えている中で、ON THE MARKSをどんな宿にしていきたいですか?

「ON THE MARKS」という名前の通り「出発点・きっかけ」になるような場所になればいいと思っています。宿泊による旅の出発点というのはもちろん、イベント等で宿に関わってくれた一人一人に新たな出会いや何かのきっかけを与えられたらと思います。

な、なるほど。(それよりも若いのに受け答えがしっかりし過ぎでコンプレックスを感じてしまうぞ……。)

またレストランでの川崎クラフトビールの提供や、レンタサイクルサービスによって川崎という街をもっと知ってもらえる発信点にしたいとも思っています。

なな、なるほど。ON THE MARKSが川崎という街をさらに盛り上げていきそうですね!(なんていい回答なんだ……、もう1杯飲もう!)

さいごに

ON THE MARKS、いかがでしたか? 英語で「出発の準備」を意味する名前なだけあって、しっかりと次の日の用意ができる宿でした。

どのベッドも各自のスペースが確保されているので、みんなで飲んだ後は自分の時間をしっかりと取れます。おかげで私もぐっすり眠れました。

ホステルやゲストハウスのような宿に泊まってみたいけどちょっと不安……という方への最初の宿にオススメですよ!

 


「な〜に見てんのよ。」

最後に、チェックアウト時にあまりの快適さとスタイリッシュさに気が惑い、「さそり座の〜」が聞こえそうな私の顔をお届けします。

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