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お役立ち情報

自己紹介にもひと工夫を!英会話を弾ませるコツをゲストハウススタッフが教えます

はじめまして、タクギャッツです。大阪でゲストハウスのスタッフをしています。

僕が働くゲストハウスは海外からの宿泊客がほとんどで、9年間旅を続けているエジプト人、東京から大阪まで歩いてきたフランス人、韓国の美術館のキュレーターなど、数多くのユニークな人と出会ってきました。

いずれもゲストハウスという「宿泊施設×コミュニケーション」という場で生まれる特別なものだと思います。

ところで、宿泊客のなかにはわずかに日本人もいるのですが、英語があまり得意でない人も多く、伝えたいことがうまく言えないという状況をよく見かけます。せっかく自分の経験や感情を共有しにゲストハウスに来ているのに、もったいないですよね。

そこで今回は、英語でのコミュニケーションを円滑にするためのコツを紹介していきたいと思います。ゲストハウスに泊まったけど、外国人とうまく話せずに気まずくなってしまった、なんていう経験のある人はぜひ読んでみてください!

自己紹介で「つかみ」を得る

会話の始まりとなる自己紹介をどのようにするかで、その後の話の弾み方も変わってきます。ということで、まずは自己紹介のときの「つかみ」を良くするポイントを紹介します。

名前を呼び合う

名前で呼んでもらう、名前を呼んであげる、ということは自分の経験から考えても仲良くなるのに効果的だと思っています。

なので、自己紹介のときは自分の名前を覚えられやすい呼び方に変えてみましょう。僕の本名は「たくや」ですが、自己紹介では「たく」と名乗ります。

たとえば「桃山」という名字なら「もも」と名乗ってもいいですね。海外の人からすれば日本人の名前は馴染みのないものなので、とにかく覚えやすい名前にしましょう。

あなたが名乗れば相手も名前を教えてくれるので、次に話すときには「Hey ◯◯, how are you?(やあ◯◯、調子はどう?)」と言ったりすると、向こうも名前を呼んでくれます。

情報量は多いほうがいい

自己紹介のときは名前に限らず、出身地や趣味など自分に関することは何でも発信してみましょう。

仮にあなたが大阪出身で、もし相手が大阪に行ったことがあればそれだけで話題が一気に増えますよね。自己紹介で伝える情報によって、その後の会話のネタをいくらでも増やせるのです。

積極的に質問する

あなたが北海道出身だとして、相手に「Where are you from?(どこから来たの?)」と聞かれたとしましょう。そのとき単純に「Hokkaido.」とだけ返すのではなく、「Have you been to Hokkaido?(北海道には行ったことある?)」と付け加えてみれば、相手の話を引き出せるかもしれません。

もしくは「How about you?(あなたは?)」と相手の出身地を聞き返してみるのもいいです。もし答えがシドニーだったら、あなたが知っているオーストラリアやシドニーの情報を相手に尋ねたり、意見を言ってみてもいいでしょう。

「I’ve heard that it is compulsory to vote in Australia. I think that is a good idea. What do you think about it?(オーストラリアでは投票が義務らしいね。良い考えだと思うけど、あなたはどう思う?)」たとえばこんな感じに。

このように会話のなかで適度に質問を織り交ぜてみると、話題が途切れにくいです。「How about you?(あなたはどう?)」や「What do you think?(どう思う?)」はシンプルに会話を弾ませられる便利なフレーズです。

日本の文化を教える

ゲストハウスに泊まっている外国人のなかには、積極的にコミュニケーションをとって日本の文化や伝統を知りたい人が多いです。なので身の回りのものを通して日本のことを教えてあげましょう。

僕がよくやるのは、ゲストハウスにあるテレビの内容を翻訳してあげること。ヨーロッパからのゲストが日本のバラエティを観ているときは、日本の笑いを教えてあげたりします。

テレビじゃなくても将棋、盆栽、日本文学、和食、桜、お祭り、なんだっていいんです。あなたが知っている日本文化をぜひシェアしてあげてください。

「This is Shogi, a Japanese boardgame like chess.(これは将棋、チェスのような日本のボードゲームだよ。)」「This is bonsai, a Japanese art with tree.(これは盆栽、木で表現された日本の芸術だよ。)」など、なんでもOKです!

趣味、嗜好で話を広げる

どんな人とでもひとつやふたつは共通する趣味、嗜好があるはず。僕の場合は音楽、映画、芸術、パーティ、旅が好きなので、話したいことが多すぎるくらいです。

自分の趣味について話すときは「I like ◯◯.(◯◯が好き)」や「I’m into ◯◯.(◯◯にハマっている)」を使いましょう。

自分の話をしてばかりでなく、「What about you?(あなたは?)」や「What are you into?(あなたは何が好き?)」と質問をして相手の話を聞くのも忘れずに!

音楽や映画についてであれば、その場でYouTubeを見ながら話すのもいいですね。

ご飯やパーティに誘う

ある程度話が弾んだら「Are you hungry?(お腹減ってる?)」とか「Do you want to have dinner with me?(一緒に晩ご飯食べない?)」と言って食事に誘っちゃいましょう! 僕がゲストハウスで働いている最中も、よくこういう表現でゲストから誘われます。

飲みに行きたいときなら「You want to have some beers?(ビール飲まない?)」とか「Let’s go to convenience store and have some drink!(コンビニでお酒買って飲もうよ!)」もいいです。

僕の場合、お酒を飲むといつも話せない英語が話せたりするんですよね。ドイツ語を勉強中のオーストラリア人も言っていましたが、お酒が心の恥とかつっかえを柔らかくして、普段より外国語をうまく話せるようになるそうです。

バカ酔いしない程度にお酒で会話を弾ませて、より距離を縮めましょう!

まずは勇気を出して最初の一歩を

いかがでしたでか? 次に英会話をするときに役立ていただけるような内容になっていれば幸いです。

最後になりますが、結局のところは勇気を出して声をかけてみることが最初の一歩です。それを乗り越えたうえで、ここで紹介したポイントを意識して会話を弾ませてみましょう。

Good Luck!

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