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宿泊レポート

いるだけで幸せ!広島のゲストハウス「碌」は、あらゆる人々が仲良しになれる空間でした

こんにちは、カズヤです。好きなキノコは舞茸です。


広島港

温泉旅行を満喫した松山からフェリーに乗ってやってきたのは広島県。厳島神社と原爆ドームのふたつの世界遺産、牡蠣やお好み焼きなどのグルメ、日本が誇るテクノポップユニット・Perfumeの出身地などで知られる、なんとも魅力的な県です。
あ〜ちゃんかわいいよあ〜ちゃん。

今回の宿である「碌(ろく)」は、そんな広島県の中心地である広島市にあるゲストハウス。さっそく紹介していきましょう!

レトロでお洒落なゲストハウス

広島駅から1駅の新白島駅から徒歩5分。住宅街のなかでひときわ目立つ、緑に囲まれた空間が碌の入り口です。

 

テラスではお客さんがのんびりしていました。碌は小さなバーも併設していて、お酒はここでも楽しむことができます。

 

2段ベッドのドミトリー。

 

畳張りの個室。

 

レトロなタイル貼りのシャワー室や洗面所。

 

小さなキッチンもあります。

 

こちらはバースペース。

 

レトロモダンとでも言うのでしょうか。よくわかりませんが、とにかくお洒落な空間です。このバーは連日お客さんたちで盛り上がっているみたいなので、夜が楽しみですね!

夕飯はもちろんお好み焼き

バーに人が集まるまでは時間があるので、近所で夕飯を食べることにします。

やってきたのはこちら、碌から徒歩1分のお好み焼き屋さん。

 

店員さんが手慣れた手さばきで次々とお好み焼きを焼いていきます。

 

さあ、僕の分も完成!
かために焼いた麺のパリパリした食感がたまらない、広島ならではのお好み焼きでした!

旅人と近隣住民で賑わう碌のバー

広島のお好み焼きを満喫し、日が暮れた頃に碌に戻ってきました。

 

おお、さっそく賑わっていますね!

 

オーストラリア・スペイン・フランスなど、世界中の旅人が集まっています。

 

宿泊客だけでなく、地元の人も遊びに来るのが碌のバー。

 

近所のお姉さんが英会話に挑戦中!流暢に喋れなくたって、なんだかんだ通じ合えるものです。

碌は広島人と世界中の人々を繋ぐ場所

それではここで、オーナーのマコさんに碌についてのお話を聞いてみましょう。

真子さん

デザイン事務所の代表を務める傍ら、東京のとあるゲストハウスに感銘を受け、2014年6月9日にゲストハウス碌をオープン。常にニコニコ笑顔の素敵な女性。

碌を始めたきっかけは何だったんですか?

東京のtoco.というゲストハウスです。最初に泊まったのはおととしで、そのときは普通に泊まっただけでした。そのあとまたtoco.に泊まる機会があったんですけど、今うちのスタッフで当時toco.で働いていた涼子が私の1回目の宿泊を覚えていて、その夜toco.のバーに誘ってくれたんです。普段はひとりでバーなんて行かないんですけど、涼子がいるならって思って遊びに行ったんです。そしたらもうすごい楽しくって!

どんなところが楽しかったんですか?

toco.のバーは宿泊客じゃなくても利用できるんですけど、地元の人と世界の旅人が楽しそうに話しているのがすごい良かったんです。そのときに「これ広島でやりたい!」って思って、開業を決意しました。広島人と海外の人が繋がる場所をつくって、国際交流を楽しんでほしいんです。

広島の人と海外の人を結び付けたいと。

はい、それがいちばんの目的です。海外に限らず県外の人とかでもいいんですけど、広島の人たちが碌を通じて日本中・世界中に友達をつくって、いつかその人たちに会いに旅をするようになったらいいなって思ってます。

確かにこういうバーがあると交流が生まれやすいですね。

そうですね、toco.のバーに惹かれてゲストハウスを始めたので、バーをつくることは最初から決めていました。

今日はかなり盛り上がってますが、いつもこんなかんじですか?

いつもこんなかんじです!毎日楽しいですよ!


なんという眩しい笑顔!

ほんと楽しそうな顔して言ってますね!


僕も自分なりの眩しい笑顔で対抗。目にゴミが入ったわけではありません。

ちなみにこのバーはモーニングも営業しています。もとは宿泊のお客さん向けだったんですけど、少し前から地元の人にも朝から開放しているんです。

そこでもまた交流が生まれると。

はい!ただ、朝もオープンしていることがまだ近隣にはあまり知れ渡っていないので、もっと広まってほしいですね。

ひげむぅでもちゃんとアピールしておきます。それでは、楽しいお話ありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。

飲み足りない男たち

その後もみんなで盛り上がっていましたが、気が付けばバーを閉めて消灯する時間に。しかしみんな(主に男子が)もうちょっとだけ飲みたそうな雰囲気。

 

「もうちょっと飲みたくない?」「だよな。」

 

「ちょっと近所の公園で飲んでくるわ!」「いってきます!」

というかんじで、近所の公園でもうちょっとだけ飲むことに。学生時代みたいなノリで、なんだかとてもウキウキしました。

 

「このあとの様子はひげむぅのfacebookページでチェックしてくれよな☆」

チェックアウトの朝

そんな楽しい夜もあっというまに終わり、チェックアウトの時間になってしまいました。

スタッフの涼子ちゃんとセドに見送られて出発です。お世話になりました!

碌に泊まるなら宮島観光もおすすめ

このまま碌の紹介だけで終わってもよかったのですが、ついでに行った宮島があまりにも良かったので、少しだけ紹介させてください。

世界文化遺産の厳島神社を擁し、日本三景のひとつにも数えられる宮島。

 

干潮と悪天候が重なり、大鳥居はがっかりな感じになっていましたが、

 

宮島の町並みにはとても風情があり、

 

歩いているだけで楽しいです。

 

厳島神社の近くにある表参道商店街は食べ歩きにぴったり!

 

牡蠣の味噌焼きや牡蠣の天ぷら、

 

もみじ饅頭を揚げた「揚げもみじ」など、広島名物が目白押しでした!

宮島の最高峰から瀬戸内海を一望

宮島には弥山(みせん)という山があり、標高535mの頂上から瀬戸内海を見渡すことができます。

頂上まで歩くと1時間半はかかるそうなので、片道1000円のロープウェイに頼りましょう。ちなみに下に広がる森は原始林なんだそうな。原始林ってなんかすごい響きですね!ロープウェイから降りてしばらく歩くと、頂上に到着です。

うーん・・・。

晴れていれば絶景なのでしょうが、今日はもやがかかっています。厳島神社の大鳥居に続き、こちらもタイミングが悪かったですね。天気って重要です。

 

それでは下山しようと思いますが、帰りもロープウェイだとあっけないので、麓まで歩いてみましょう!

 

道のほとんどは石段が整備されています。

 

茂みの影に鹿がいたりして、ちょっとびっくり。

 

1時間ほど歩き続けると、麓にある紅葉谷という一帯にたどり着きました。

 

その名の通りモミジの木がたくさんあります。紅葉シーズンには美しい赤に染まるのでしょうね。

宮島の最高峰である弥山も、下り道ならハイキング気分で歩けるので、体力に自信がない人にもおすすめです。

 

以上、宮島の紹介でした!
悪天候のせいもあり「本当にそんな良かったの?」と疑いたくなるような内容になっていますが、本当に楽しかったです。このあと広島城や原爆ドームにも行く予定だったのですが、宮島が楽しすぎて5時間以上も滞在してしまったので、他の観光地はまたいつか行くことにします。

文化遺産、グルメ、大自然、素敵なゲストハウス、盛りだくさんの広島県でした!

最後に

みなさんはゲストハウスの魅力ってなんだと思いますか?もちろん人それぞれだとは思いますが、僕にとってのそれは「他者との交流」です。

安いだけならカプセルホテルでもいいわけですし、ゲストハウスならではの魅力となると、そこで生まれる交流や出会いなんじゃないかなと思うのです。もちろん全てのゲストハウスがそれを謳っているわけではありませんが。

今回紹介したゲストハウス碌もまた、人と人を繋ぐ場として、多くの交流が生まれる宿でした。僕と同じように、ゲストハウスの魅力は交流や出会いだと思っている人がいたら、ぜひ遊びに行ってみてください!きっと素敵な出会いが待っていますよ。

ゲストハウス碌 roku

広島県広島市

ドミトリー:2800円~

 

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